幼稚園受験に関する様々な情報を丁寧に解説します。
お子様は4歳を迎える年の4月に3年保育の幼稚園に入園します。
(最近は3年保育で入園することが主流ですが、2年保育で幼稚園に入園される方もいます。)
入園する前年の11月に面接や考査が行われるものがいわゆる幼稚園受験です。
「受験」とひとことで言ってしまうと「ペーパーテストがあり、文字や数字が書けないといけないの?」と思ってしまいがちですが、もちろん4歳前のお子様にそのようなことは求めません。その年齢に適した常識やコミュニケーション力、自立心、そして家庭での躾がなされているかを確認することが幼稚園受験です。
『保護者の方と離れて、初めて会う先生やお友達と遊ぶことができる』
『簡単な質問に答えることができる』
『ご挨拶ができる』
など、集団生活を送る上で最低限必要なことが身についているかということを確認します。幼稚園によっては、身体能力や数量、構成などの知識をみるところもありますが、それほど高度なものではありません。
なぜ、その幼稚園に入園させたいのか、幼稚園のどこに惹かれたのかということを具体的に言葉にし、伝えることが必要となります。
これが『面接』です。
「近所だから」「楽しそうだから」という志望理由だけで合格することは難しく、説明会などに何度も足を運び、園の教育方針を理解し、園の求める子ども像に自分の子どもが合っているか、自分の子どもをどのように育てていきたいかということを考え、『幼稚園とともに子育てをしていく』という気持ちが大切になります。
首都圏では、倍率の高い私立幼稚園がたくさんあり、受験をしても不合格になることも多くあります。何も準備をせずに受験を迎えることは、保護者様にとってもお子様にとっても負担になります。お子様をどのように育てたいか、そのためにはどのような教育を与えてあげればいいかを考えて幼稚園を選ぶことが大切です。
そうすると必然的に教育方針に賛同できますし、考査に向けて準備をすることができます。