小学校受験対策

小学校受験に関する様々な情報を丁寧に解説します。

小学校受験対策

ペーパーテスト対策

ペーパーテスト対策について

『筆記テスト』と聞くと、「文字を書く」「ドリルを解く」などを想像する方がいらっしゃるかもしれませんが、小学校受験の『ペーパーテスト』は、文字や数字は基本的に使いません。「○や△を書く」「線で結ぶ」という形で解答し、問題は1問ずつ先生が読み上げるか音声で流れます。

問題構成は大きく分けて6つ【数量・位置・言語・図形・知識・記憶】に分類されます。

1. 数量(計数 合成 補数 分配 重さ 長さなど)
2. 位置(線対象 上下左右 鏡 回転など)
3. 言語(同頭語、同尾語、しりとり 音と数など)
4. 図形(合成、分解 同図形、パズルなど)
5. 常識(季節 自然現象 科学 マナーなど)
6. 記憶(お話の記憶 映像記憶など)

ペーパーテストで“見られる“チカラ”

それは聞き取る力と思考力です。目の前のプリントに描かれている絵や図形を見て、先生の話していることを聞き取り、考え、答えを導き出すことができるか、が見られます。これは小学校に入ってから新しいことを学ぶ上で必要な力であり、集団生活における学習の基本になります。考査では先生が初めに例題を一緒に解いてくれますし、学校にもよりますがさほど難しい問題はなく、しっかり聞いていればできる問題がほとんどです。

家庭での対策

① 『学習習慣を身につける』
昨日は長い時間取り組めたけれど、今日は一切学習時間が無かった、というような計画性の無い学習方法は良くありません。短い時間でも毎日同じ時間に20分集中して取り組む、というような学習習慣を身につけましょう。

② 『聞き取る力をつける』
考査では例題を使って解答練習しますが、問題を聞けるのは1回のみです。これを聞き逃してしまうと、本当は解ける問題も得点出来ません。家庭の中で、子どもに対する指示は「1回だけ」という生活習慣をつけます。また、「ハンカチは上から3段目、靴下は一番下にしまってね」など具体的に指示し、内容を徐々に増やしていくことも練習になります。

③ 『手を使って学習する』
例えば数の分配なら、アメを使ってお皿に自分で分けてみる。線対象なら、折り紙を半分に折って切ってみる。過去問などをいきなり解くのではなく、家庭では楽しみながら遊び感覚で経験を積み、理論的に理解する力を身につけます。

サンキッズでの授業

ただペーパー問題の解き方だけを学ぶ方法では、論理的思考は育ちません。具体物を使って確認をし、自分でそれを他人に説明することができて初めて理解します。一般的に大人数の幼児教室では時間内にプリントを多くこなすことを目的とした授業が進められていますが、この「説明させる」は少人数制指導だからこそできることです。もちろん問題を数多く解き、慣れることも必要なので、授業で理解をした後、類似問題の家庭学習プリントで定着を図ります。

ペーパーテスト対策